日本盲導犬協会主催の盲導犬移動教室が8月17日、サテライト水戸ライブ館で開催されました。夏休みとあり地元の中学生や親子連れなど約30名が参加。参加者は目が不自由な障害者の立場や盲導犬の役割を学びました。
同協会神奈川訓練センターの岩崎祥子さんが講師を務め盲導犬の訓練方法を説明。さらに参加者は、アイマスクを着用して白杖を使った歩行や、ハーネスを持って盲導犬と一緒に歩く貴重な体験もしました。また11年間にわたり盲導犬と一緒に生活している盲導犬ユーザーの体験談を聞く場面もありました。岩崎さんから参加者に対して、「ハーネスを付けている盲導犬はお仕事中なので、えさを与えたり体を触ったりしないで下さい。その代わりに盲導犬を見かけたら、目の不自由な人に『困っていませんか?』とひと声を掛けて下さい。声を掛けるだけで目の不自由な人も盲導犬もとても安心します」とアドバイスしました。
目の不自由な人は全国で約37万人。これに対して盲導犬は1千頭のみ。サテライト水戸では引き続き募金活動や移動教室のお手伝いをしていきます。
参加した子どもちは盲導犬をPRする犬と楽しく触れ合いました